
AmazonがIoT分野に参入するようです
Sidewalkは900MHz帯の周波数を使用して無線接続するネットワークで、屋内の機器に対し屋外に出ても接続が可能だとしています。そのため、例えば庭にあるライトや郵便受けのセンサーなど、これまで届かなかった屋外にあるデバイスに接続できるようになります。https://japanese.engadget.com/jp-2019-09-26-amazon-sidewalk.html
すでにAmazon Echo(アレクサ)でも存在感を発しているアマゾンですから、もしかすると、人々に受け入れられるのに時間はかからないかもしれません。
AmazonはHeliumの競合になり得るのか
Amazonは持ち前の圧倒的な資本力で、一度普及を決意したものは赤字上等の、無慈悲なまでの資金力で普及をさせる可能性があります。
その反面、普及を諦めたときの損切りは早いもので、数百億円を投入したプロジェクトであってもあっさりとサービス終了することもあるのがGAFAです。
Amazon SideWarkがHeliumと競合になるかと言われると、それは分かりません
なぜなら、IoTネットワークを維持するためのエコシステムが根本的に異なるためです。
人々はアレクサで体験したような「利便性」を得るために、お金を払ってSidewalkを導入するかもしれません。
いっぽう現在のHeliumは、IoTの「利便性」を得るために導入するというよりは、IoTネットワークを維持することによる対価(HNT)を得るために端末を導入しているユーザーが大多数です。
導入理由が異なります。
この場合の普及速度でいうと、いったいどちらが普及が早いか、答えは分かりません。
それこそAmazon SideWarkの端末が無料~100円程度で配布でもされる事態になればいよいよHeliumが入るスキは無くなるかもしれませんが、さすがにそれは無いのではないでしょうか。
また、たとえAmazon SideWark端末が無料で配布されたとしても、私はヘリウムトークンが欲しいのでHelium端末を設置し続けるでしょう。これが答えです。