Heliumマイニング報酬の5種類とプランを解説

Helium Japan渡辺亮平です。

私たちは、ホットスポット端末をネットに接続することで報酬が受け取れます。

報酬と一口に言っても、具体的には次の5種類の報酬があります。

これらすべての報酬を合わせたものが、あなたのウォレットにヘリウムトークン(HNT)として入ってきます。

普段はあまり気にする必要のないことですが、報酬2のPoC報酬だけは非常に重要なので、かならず理解しておきましょう。

※解釈に相違がありましたら随時訂正いたします

報酬1.チャレンジャー報酬

ホットスポット端末をインターネットに繋いでおくだけで手に入る報酬です。

きわめて少ない報酬です。

自分自身の有効範囲内(最短0.3km~最大15km程度)に他のホットスポット端末が無い場合、この報酬しか得られません。

報酬2.PoC報酬

2020年現在、もっとも大きな報酬割合を占めるのがPoC(プルーフオブカバレージ)です。

他のホットスポット端末が存在確認をし合うことで、PoCとなります。これが広範囲でHeliumネットワークを維持している証明となり、その対価が支払われます。

PoC報酬を得るには自分自身のホットスポット端末の有効範囲内に、他のホットスポット端末が設置されている必要があります。自分自身を含め3台以上あることが望ましい、とされています。

報酬3.証人報酬

PoCが間違いないかを監視・検証する仕事です。

この報酬もPoCの有効エリア内にいる必要があります。

報酬4.データクレジット報酬

IoT機器の通信でネットワークが利用されると報酬が発生します。

最初はHeliumネットワークに参加する企業が少なく報酬は期待できませんが、唯一時間経過で報酬割合が増えていくのがこのデータ転送報酬です。

HeliumプロジェクトはIoT機器を普及させることが目的ですから、当然と言えます。

関連記事:Q.データクレジット(DC)とは何ですか?

報酬5.コンセンサスグループ報酬

スコアの高い、優秀なホットスポット端末グループに与えられる仕事です。

自分自身の有効範囲に多数のホットスポット端末があり、さらにスコアを高めていくことでコンセンサスグループに選ばれる可能性があります。

関連記事:スコアとは?スコアを高めるには?

HNTの分配は時間とともに変わる

全ユーザーに払い出されるヘリウムトークン(HNT)は、2019年のHeliumネットワークスタート時は次のような配分になっていました。

  • チャレンジャー報酬0.95%
  • PoC報酬18%
  • 証人報酬8.55%
  • データクレジット報酬32.5%
  • コンセンサスグループ報酬6%

これが2040年までに、次のとおりの配分に変わります。

  • チャレンジャー報酬0%
  • PoC報酬0%
  • 証人報酬0%
  • データクレジット報酬80%
  • コンセンサスグループ報酬6%

時間が経過するほど、システム的に払い出し比率が変わります。

データクレジット報酬だけが高くなり他の報酬が低くなる理由は、年数が経つにつれHeliumネットワークが普及するほど、ネットワークのトランザクション(利用量)が高くなることを見込んでいるためです。

収益予測計算機

海外のコミュニティでは、収益予測の計算機を作ってくれているところがあります。

https://helium.plus/earnings-calculator