
Helium Japanの渡辺亮平です。
前回の記事で、Heliumがいかに期待されているプロジェクトかをご説明しました。
今回は私たちがホットスポット端末を設置して、Heliumプロジェクトに参加することで得られるメリットを2点ご紹介します。
メリット1.定期的な収入が期待できる
前回の記事でも触れたとおり、Heliumネットワークを支えるのは私たち一人一人が設置するホットスポット端末です。
私たちがホットスポット端末を絶えず電源に繋ぎインターネットに接続しているからこそ、Heliumネットワークは存続できるわけです。
私たちがネットワークを維持して受け取れる対価が、ヘリウムトークン(HNT)です。
ヘリウムトークン(HNT)は1日に何度か受け取るチャンスがあり、受け取ったらいつでも取引所へ送って売却することができます。
関連記事:Q.Heliumコイン(HNT)を日本円にする方法を教えて下さい(Coming soon)
ヘリウムトークンはどれくらい受け取れるのか
ヘリウムトークンを受け取ることを、ブロックチェーン用語でマイニング(採掘)と言います。
トークンをマイニングできる量は、難しい計算を抜きにすると、次のような目安が決められています。
- ホットスポット端末同士が数km圏内に存在するとマイニング報酬が得やすい
- ホットスポット端末が数km圏内に無いと、マイニング報酬が得にくい
- ホットスポット端末の圏内でIoT機器が通信をすると報酬が得られる
ホットスポット端末は半径1kmから15km程度が有効圏内です。
一般的にビルや遮蔽物が多い都市部ほどホットスポット端末の有効距離は短く、さえぎるものがない開けた場所であるほど有効距離は長くなります。
参考までにアメリカでは、有効距離圏内にホットスポット端末が一切無い場合の1日の獲得ヘリウムトークン量はおよそ0.4枚(2020年9月時点で50円)で、有効距離圏内に10台以上のホットスポット端末が存在した場合の、1日の獲得ヘリウムトークン量はおよそ200~500枚(2020年9月時点で2.4万~6万円)でした。
このとおり、いかに近隣にホットスポット端末があるか、により報酬は大きく左右されます。
日本の各都市での配当実績は、つぎの掲示板で情報を集めています
ヘリウムトークン(HNT)が発生する具体的な条件が知りたい方は、次の記事をご覧ください。
メリット2.IoTの普及が叶う
これはあなたがIoT機器に興味がない場合、直接的なメリットではありません。
しかし、IoT機器を使いたい方にとってあなたのホットスポット端末はまさに「待ち望んでいた最新のネットワーク機器」です。
あなたのホットスポット端末を経由してHeliumネットワークが利用されればされるほど、あなたにも収入がある上、Helium全体が活発になります。
長期的に見ればみるほど、あなたの利益になるはずです。
ヘリウムトークンに価値が付く理由
ヘリウムトークンは2020年9月現在、およそ1枚=140円で取引されています。
最新の価格はこちら(CoinMarketCapより引用)
この価格の根拠はいったい、どこにあるのでしょう?
おもな理由は2つです
1.ネットワークの利用にはヘリウムトークンを消費するため
1つめは、Heliumネットワークを利用してIoT機器を使うには、ネットワーク利用料を支払う必要があります。
この利用料が、ネットワークを維持している私たちに支払われます。
ネットワーク利用料はデータクレジット(DC)と呼ばれるトークンで支払います。
データクレジットはヘリウムトークンと交換する必要があり、これがヘリウムトークンの直接的な需要(実需)になります。
2.今後の期待を込めた価格
2つめは、投資家たちがプロジェクトの未来に期待して購入しているためです。
例えばアメリカではすでにセールスフォース、ネスレ、Lime Bike(レンタル自転車の位置特定)、InivisiLeash(迷子捜索タグ)、Agulus(農業自動化)など各分野でHeliumが採用されています。
セールスフォースといえば2020年に売上2兆円を出した巨大ソフトウェア会社ですし、ネスレは日本でも有名ですが、サントリー、アサヒ、キリンの3社を合計するよりも売上が大きい多国籍企業です。
このような大企業がHeliumを採用している事実を考えると、投資家の期待も納得できます。
以上のとおり、私たちはホットスポット端末を自宅に設置するだけで、現実的な収入獲得とプロジェクトの未来という、双方に参加していることになります。